FC2ブログ

2019 02123456789101112131415161718192021222324252627282930312019 04








試練とご加護

先日来、美緒のことをご心配下さり、一緒に祈って下さった皆様有難うございました。
ご報告が遅くなり申し訳ありません。
今週に入ってから、毎日ジェットコースターに乗っているかのような心の揺れ幅で中々落ち着けずにおりました。
何とかご報告できる状態になったかと思います。
長くなりますが読んでくださると幸いです。

18日月曜の夕方、術前検査の為病院に行きました。
この時のレントゲンの結果を見て、肺への転移の有無を判断し手術に進むかを決定することになっていました。
転移でありませんように。
手術をして悪いものがすべて取れますようにと祈っていました。
結果は、グレーでは有るものの転移の可能性は低そうだということで手術を行うことに。
嬉しかったです。本当に嬉しかったです。
翌日19日に手術を行う為、病院にそのままお預けとなりました。

20時過ぎ、病院から電話が掛かってきました。
何事かと思えば、美緒が人がいなくなると落ち着かず、遠吠えが止まないのでお迎えに来て下さいと(笑)
明日までに疲れてしまいそうだからと先生も笑っていらっしゃいました。
寂しさを覚えて、なんとなく家庭犬になってきたのかなと、少し嬉しくなりました。
19日朝は元気良く散歩をして病院に向かいました。
今日で悪いものとさよならできる。
明るい未来しか無いように思っていました。

12:40、病院から電話が掛かってきました。
手術が始まるかどうかの時間です。
良い内容ではないことは判りました。
急いで電話に出ると、先生も急いだ様子で、
『おなかを開けましたが、腎臓、胃、腸、すい臓などにも広がっていて癒着もひどく
手術を続ける為にはかなり時間も掛かり危ないと判断します。
このまま閉じたいと思います。よろしいですか?』と。
いくつかの可能性の確認をしましたが、このまま閉じるしか選択肢がないと判断しました。
明るく見えた未来の前でぱったりと扉が閉じたように感じました。
この時はまだそれ以上の絶望が待っているとは思ってもいなかったのです。

13:20、再度病院から電話が。
あの後、すぐにおなかを閉じ麻酔を切ったが呼吸が戻らないと。
手術中は安定していた呼吸が、麻酔を切った後徐々に下がりついには止まり、心拍数も下がってきている。
今は人工呼吸器を装着している状態とのことでした。
先生からは、万が一にはこのまま戻らない可能性もあると言われました。
美緒は高齢犬で心雑音も少しあり、麻酔のリスクについては判っていたつもりでした。
先生からも何度も説明いただき、納得し手術を決めたのです。
が、手術が出来るという喜びの中、そのリスクについては正直忘れていました。
朝の元気な状態からして心配もしていなかったというのが本音です。

17:00、何とか仕事を切り上げ病院に行く事が出来ました。
美緒は呼吸器を付け力なく寝そべっていました。
呼びかけても反応はなく、拠り所は自力で心臓が動いていること。
自発呼吸が止まってから約3時間半。
自発呼吸を促す注射を3回打っても反応は無かったそうです。
いうなれば脳死状態で、もし今後意識が戻っても何らかの後遺症は残るかもしれない。
それでも心臓は動いていて、諦められるはずもなく、後遺症が残ろうがどうでもよく、
出来ることがまだあるのなら是非お願いしたいと先生にお願いして一旦帰ることに。
正直、こんなことになるなら、転移していて手術が出来なかったほうが良かったのではないか。
だって、朝まであんなに元気だったのに、あと1ヶ月だろうが元気なまま過ごせたのではなかったのか。
手術を決断したのは私の自己満足だったのか。
いや、でも本当に良くなって、すっきりしたお腹にしてあげたかった。
まだまだ長く生きて欲しかった。
でも結果的に私が美緒の命を奪ったのか。
いろんな思いで心はどんどん沈んでいきました。

閉院前にもう一度面会に行こうと思っていた18:00、再度電話が。
最悪を予想しました。
が、意に反して明るめの先生の声。
『自発呼吸が戻りました。』
ああ、神様はいらっしゃった。
4度目の注射に反応したそうです。
先生も可能性があるうちは絶対諦めない人。
だからうちの子達を安心して託しています。
面会に行ったときはまだ目をシバシバするくらいで、朦朧としているような状態でした。
まだ予断は許さない。急変もありうる状態で、もう一晩入院をお願いしました。
何か変化があった場合だけ連絡しますね、と先生は仰いました。

翌20日朝、電話なし。
仕事中も電話なし。
仕事が終わってから病院へ。
本当はお休みなのに待っていて下さった先生に感謝です。
恐る恐る待っていると、なんと美緒、尻尾振り振り自分で歩いてきました。

おなかの中は腫瘍でいっぱいだけど、肝臓はぺっちゃんこだけど、
とにかく生きて戻ってくれました。
痛みはない腫瘍だそうです。それだけが救い。
これからどれだけの時間一緒にいられるか分かりませんが
穏やかに、ご機嫌さんで暮らしていけるよう美緒と一緒に頑張ります。
心配し、祈り、応援下さった皆様、願ったような良いご報告では無いかと思いますが
正直今は心底ほっとしています。
本当に有難うございました。


美緒4


にほんブログ村 猫ブログへ
にほんブログ村

スポンサーサイト
[ 2019/03/22 ] 保護ボランティア | TB(0) | CM(0)

繁殖リタイア犬 美緒

今月2日、縁あって我が家に柴犬の美緒がやってきました。

美緒1


美緒は繁殖場からレスキューされた子です。

10歳くらいとのことで、シニアには間違いないけど、我が家にしては若い子にご縁があったな、
これから何年か一緒に暮らせるなと喜びました。
お迎えに行ったその足で、健康チェックとフードのご相談をするためにかかりつけの病院に。
フィラリアはマイナス。血液検査は若干の貧血がある程度で他は異常なし。ほっとしました。
が、その時先生が、『この子、筋肉がないわりに丸々してるね。不思議な体系ね。』と。
そしておもむろにエコーの準備をはじめ、おなかを診て下さいました。
そこに移ったのは子宮の中でボコボコに泡立ったようになっている水腫でした。
先生が、こんな水腫初めて見たと仰るくらいの。
そして卵巣には腫瘍が。
子宮と卵巣がぱんぱんに腫れていて、ほかの臓器を押しやり、他の臓器は小さく萎縮していました。
更に先生はすぐにレントゲンで全身を診て下さいました。
『肺に気になる影がありますね。』
・・・・・・
ひとまず、手術の予定日を確保し、その術前検査で肺の影が大きくなっていなければ、子宮と卵巣の摘出をする。
万が一、肺の影が大きくなっていて転移と判断される場合は手術は行わないことになりました。
恐る恐る、転移の場合の寿命を尋ねたところ、長くて半年、早い場合は1ヶ月ということもありうるとの答えでした。
正直絶句したとしか言い様がありませんでした。

繁殖業者って・・・
物ですか?道具ですか?
怒り、憤り、落胆、悔しさ、どんな言葉でも言い足りない。
この子が生んだ子犬を可愛いといって買った人がいて、
せめてその子たちだけでも幸せであってほしいと願う一方、
買う側も知識をつけなきゃならない、
生態販売とはどういうことか知ってほしいと改めて強く思いました。
本当のブリーダーさんは店になんか仔犬を渡さない。
自分で直接飼主さんに託すんだよ。
その違いをわかって欲しいです。

美緒は今、元気に嬉しそうに散歩をします。


美緒3


それだけ見ていると悪いところなんか無いかのようです。
何とか、転移ではなく手術が出来て、悪いところが無くなって、もっともっと散歩が出来ますように。
結果は3月18日です。
そうそう、年齢も12歳はいっていますねとのことでした。
美緒ちゃん、若く申告したね。


美緒2




にほんブログ村 猫ブログへ
にほんブログ村

[ 2019/03/15 ] 保護ボランティア | TB(0) | CM(2)

8年

昨日、テレビでミュージシャンの方が

『あの日でみんなが変わった

10日と11日では全く別のものになった』

と、おっしゃっていました。

本当にその通りだと。

私は実際被災したわけでもなく

被災者の方たちの心は計り知れないけれど

ある意味私もあの日からまったく違う人生感になったと思います。

今の暮らしも、取り組んでいる活動も、繋がれた人々もかけがいのないものです。


震災により人生が閉ざされた方々の御霊に心よりご冥福をお祈りいたします。


画像 175
(当時、6号線で出合ったワンコ。保護できなかったことが心残りです。)
[ 2019/03/12 ] 日々のこと | TB(0) | CM(0)

老犬を引き取るという選択

8月7日、小町が永眠しました。

小町は今年の4月10日、我が家にやってきました。

31510352_991150641049590_3258407566522187776_n.jpg

かなりの老犬で、耳が聞こえず目も白内障が進んでいました。
皮膚はマラセチアで黒ずみ、脇の下には大きな腫瘍をぶら下げ、
乳腺にも腫瘍、痩せてガリガリだった割に血液検査では脂肪肝が判明しました。
前脚の出もおかしく、小脳に異常がありそうだと先生に言われました。

検査や手術をしたくても、とても麻酔をかけられる状態ではなかったので
とにかく体力をつけるのが先ということになりました。
小町はよく食べ、よく眠り、シャンプーも頑張り、外に散歩に出るのが大好きでした。

34536453_1012096195621701_6394091197089972224_n.jpg

皮膚のかゆみも治まり、歩く速度も早くなり、もしかしたらまだまだ長く一緒にいられるかもしれない。
手術をして腫瘍も取れるかもしれない。
そう思っていました。

37255337_1053207761510544_1721255577490817024_n.jpg

が、暑さ、大雨、暑さと続く中、脳内で異変が起きたのか歩様が悪くなり、2週間ほど前からは
何も食べなくなってしまいました。
鼻先に何を持っていっても食べようとせず、無理に口に入れても噛むこともせず、ずっと口に残ったまま。
水は飲むのに食べ物はいっさい受け付けません。
食欲の中枢に何らかの麻痺があるようでした。

9115_20180808171910047.jpg

そして昨日、小町は眠ったままその呼吸を止めました。
あまりにも静かに、声もあげず手足を動かすこともなく、眠ったまま逝きました。

何故老犬を引き取るのか。
楽しく一緒に暮らしたいという思いと、
最期を看取ってあげたいという思いがあるからだと思います。
小町を引き取る時にも、保健所の方からどれだけ一緒にいられるかわからない。
もしかしたら明日死んでしまうかもしれないとも言われました。
その通りで、2頭目に迎えた”とわ”は3日目の朝に亡くなりました。
それでも、最期は家庭犬として、家族に見送られて逝ってほしい。
ただそれだけです。

犬の里親になりたいと考えたとき、
老犬という選択もあるということを少しでも思い出していただけると幸いです。

32271760_999688060195848_7735568234211966976_n.jpg




にほんブログ村 猫ブログへ
にほんブログ村



[ 2018/08/08 ] 保護ボランティア | TB(0) | CM(0)

慰霊祭

3月10日、私が参加している『NPO法人動物愛護団体LYSTA』の
動物たちの慰霊祭に参列してきました。


慰霊祭2


震災後保護され元の飼主さんと再会できた子、
新たな家族ができ新たな生活を始めた子、
そして残念ながら虹の谷を渡った子。
LYSTAではそれぞれの子を見守り続けています。

このたび、念願であった、なくなった子達の終の棲家を用意することが出来ました。
骨壷のまま安置してあった子達をお墓に入れてあげることが出来ました。


慰霊祭3


慰霊祭4


正直LYSTAの経済状態は、いただいたご支援で日々保護した子達を
クオリティーを落とすことなくケアすることで精一杯です。
お墓まではなかなかたどり着くことが出来ず、代表はずっと気にかけていました。
昨年、代表は自分の時間を削ってアルバイトを始め、お墓の購入資金を貯めました。
墓地の代金はご支援者の方が助けてくださいました。
様々な思いのこもったお墓、そして慰霊祭に参列できたことに感謝します。


慰霊祭1


これからもLYSTAは皆様に応援していただけるよう頑張っていきます。
どうか宜しくお願い致します。



衝撃を受けたあの日、現地で感じた無力感、今も忘れられない風景、
何かしなくてはと思いながら何も出来なかった絶望感。
そんな中、今でも私と福島を繋いでくれているLYSTAに感謝します。




にほんブログ村 猫ブログへ
にほんブログ村
[ 2018/03/12 ] 福島レスキュー | TB(0) | CM(0)